まとめ:Lenovo 製 M75q-1 Tiny の USB Recovery Creator でメディア作成に失敗し続ける人へ
購入した Lenovo 以外の、他の Windows 機で USB Recovery Creator を動かしてメディアを作ってみたら成功した。
BUFFALO 製 USB メモリでは USB からのブートに失敗。Trancend 製 USB メモリからはブートが成功。換装した SSD にリカバリすることができた。
n = 1 、つまり自分の経験のみですが参考になれば。
Lenovo M75q-1 Tiny 買いました
比較対象はMacBook Pro の13インチです。なぜ大事なそれを書き忘れるかな・・・
今日の届きもの その2
— sironekotoro (@sironekotoro) 2020年10月23日
ごく一部で話題の、Lenovo製Windowsマシン。小型ルーターか?って思うほどのサイズ。
本日はセットアップする気力はないので後日ー、というか、メモリとか買い足さないとなぁ。
あ、比較対象で置いてるのは会社のMacBook Pro 2017です pic.twitter.com/gXK3qLRkIk
現在利用している Windows マシンは富士通製の FMV-ESPRIMO D582 という機種です。
2016年に中古で買ったものです。なんでこれかというと、当時の会社で使っていたPCと同じ機種だったからです。
会社PCが壊れても、筐体交換でHDD載せ替えだけで動くだろう、と。
今思うと、会社への忠誠心が高めですね。
2.5 インチのマウンターを追加し、SSD を積んでいます。
速度は申し分ないのですが、元が 32bit Windows7 だったため、そろそろ動かないソフトも出てきました。
M75q-1 Tiny
週末になると、価格ドットコムから専用モデルのページへのリンクが出てきます。そこから最小構成にダストカバー、VESAマウントなどを揃えて買いました。
一部ネット界隈で安い!と噂のモデルです。到着した時にはその小ささに驚きました。
最小構成にしたのは、初期搭載メモリとSSDを換装して利用しようと思ったからです。
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メモリの換装はうまく行きました。というか、とても簡単でした。
問題は SSD の換装に必要なリカバリツールの作成、USB Recovery Creator でした。
USB Recovery Creator でリカバリーメディアを作るまでの長い旅
ダウンロードが 99% で止まる
SSD を載せ替えるためには、USB Recovery Creator なるツールを利用して、USB メモリをリカバリーメディアにする必要があります。
この時点で推奨とされる 16GB 以上の容量をもつ USB メモリがなかったため、追加で BUFFALO の 32GB の USB メモリ(RUF3-K32GA-BK/N)を注文しました。
USB メモリ到着後、家の低速回線で 1 時間かけてダウンロード・・・するも、99 %でダウンロードの進捗が止まります。
これはちゃんと対処法があります。
エラー「メタファイルが見つかりません」または 自分のダウンロードが2時間以上も 99%で停止しています。 これは、通常「.rmf」ファイルが正しくダウンロードされなかったことを意味します。ダウンロードされた場所から拡張子名に「.rmf」を含むファイルを探してください。 1. 拡張子名が「.rmf.prg」の場合「.rmf」に変更してください。それからツールを実行してダウンロードを続行します。 2. 拡張子名が「.rmf」の場合、それを削除してください。それからツールを起動してダウンロードを続行してください。
わかってるんなら自動で削除してくれ・・・って思うものの、できない理由もあるのでしょう。
USB メモリが使えなくなる
さて、この対処(「拡張子名が「.rmf.prg」の場合「.rmf」に変更」)をすると、ダウンロードが完了します。
USB メモリを差し込んで、いざ作成・・・!
「書き込みに失敗しました」
リトライしようとすると、ダウンロードしたファイルの一部が消えるのか、「***がありません」のエラーが出ます。
しかも、この書き込みに失敗した後はUSBメモリのフォーマット等ができなくなります。
手元にある私物の MacBook Air でディスクユーティリティを利用し、 USB メモリを exFAT 形式でフォーマットすることで復活します。
で、USB の差込口を変えつつ試しますがダメです。その都度、MacBook Air で USB メモリを初期化します。
ダウンロードしたファイルが良くないのかも、ってことで再度ダウンロードするも状況変わらず。
この時点で窓から投げ捨てたくなってきますが、ぐっと我慢します。
USB メモリではなく、 USB 接続の HDD にメディアを作れないだろうか?
ダメでした。USB メモリじゃないって弾かれます。
Lenovo に頼らず、Windows 純正のリカバリツールは?
USB メモリに書き込みはできるのですが、USB メモリから起動しませんでした。
USB メモリを交換する
USB メモリから起動しないことで、USB メモリの初期不良を疑い、色々と調べます。
Web で検索していると、 Lenovo と BUFFALO の相性が悪い、的な話を見つけました。
ここで追加投資するのー?と思うものの、800 円くらいで直るなら・・・ということで Transcend の USB メモリを買います。
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しかし、結果は変わりませんでした。
別な PC で USB Recovery Creator を動かしてみる
この時点で、本体の USB コントローラや差込口の初期不良を疑っていました。
M75q を投げ捨てるのにちょうど良い溶鉱炉を探す途中、この USB Recovery Creator は Lenovo 製品でしか動かないのだろうか?と疑問に思いました。
このツールは、 Lenovo 製 PC が動かなくなった時に工場出荷時状態に戻すためにも使えるものです。
Lenovo 製 PC が動かない時のためのツールだから、他の Windows マシンでも動くのでは?
幸い、会計ソフトを利用するために、Mac に Parallels というソフトを入れて Windows10 が起動するようにしています。
その Windows に USB Recovery Creator をインストールして稼働したところ・・・ダウンロードが99%で止まることもなく、BUFFALO 、Transcend どちらの USB メモリにも書き込みが成功しました。
・・・えー、 Lenovo のツールが Lenovo 製マシンの上で動かなくて、Mac の上に仮想化して載ってる Windows マシンでまともに動くってどういう・・・
いざ SSD 換装 して リカバリメディアからブート
ここでやっと SSD を換装します。やや蓋とぶつかる感がありますが、そこはギュッと押し込みます。
まずは、BUFFALO の USB キーを差し込んで USB メモリからの起動を試みます。起動順の設定変更は起動直後から F12 キーです。
・・・はいだめー、認識しません。BUFFALO め・・・
続いて Transcend の USB キーで試したところ、無事 USB からのブートが成功。リカバリを完了させることができました。
長かった
なお、Windows が起動するまでで精神力を使い果たした感があるので、移行はこれからです。
まぁ、ボチボチやっていきますー
追記
え?なに!?なんかヤバいこと書いたかしら pic.twitter.com/mnDA256Hz5
— sironekotoro (@sironekotoro) 2020年11月23日
みんな大変だったんだね・・・
追記2
リカバリ完了後、HandBreak で動画エンコードして早い早いと遊んでいたのですが、HDD も追加してやっとハードウェアの追加が完了しました。
HDD は容量 2TB 、厚さ 7mm のものを購入しました。装着してみた感想ですが、HDD は薄い方が良さそうですね。
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これでやっと旧PCからの移行を進められそうです。
追記3
部屋の模様替えに伴い、VESA マウントキットを装着して M75q-1 Tiny をモニタ裏に装着しました。
なかなか良い感じです。
なお、マウントするための枠をモニタ裏にネジで装着し、そこにスライドさせる形で M75q-1 Tiny をスライドさせる感じです。
しっかり固定というわけではないので、モニタを縦横でグルングルン回転させる方は要注意。