Perl入学式 2019 in東京 秋開講 第3回
受講された方、サポーターの方、お疲れ様でした。 講師をやったジャージの人です。
講義に利用したスライドはMarkdown形式で公開しています。復習に使ってください。
また、復習問題を用意しています。
第1回から第3回の内容で解ける問題となっています。ぜひ挑戦してみてください。
復習問題の解答例もありますので、参考にしてください。
問題の意味がわからない、とか、このような解答例はどうだろう?という方はSlackのPerl入学式チャンネル(招待フォーム)や、twitterでハッシュタグ #Perl入学式 をつけて聞いてみてください。
応答速度、監視頻度などの面からSlackの方をお勧めします。
講義の途中でちょっとだけ使ったスライド
正規表現の量演算子( .
, ?
, +
, *
)について解説したスライドです。参考にどうぞ。最後の2枚には3月27日、28日に開催される YAPC::Kyoto 2020 について紹介しています。ホテル確保はお早めに!!
ハッシュ
今回の第3回の前半ではハッシュを学びました。
Perlにおける基本的な変数は以下の3つです。今回で全てを学習したことになります。
$
から始まるスカラー変数@
から始まる配列%
から始まるハッシュ
次回学習するリファレンスはこの3つの変数を利用する応用編ともいえます。
正規表現
正規表現により、単なる検索、置換以上のことが可能になります。
VimやVSCodeなどのエディタでは検索条件として「検索文字そのもの」だけではなく、正規表現で検索が可能です。
Everything のようなソフトウェアを利用することで、PC内のファイル検索に正規表現が利用できます。
富士通_2020_0190.xlsx
富士ゼロックス_2019_0820.xlsx
などのファイルは富士.+_\d{4}_\d{4}\.xlsx
という形で検索できますし、もっとざっくり 富士.*\.xlsx
でも引っかけることができますね。
WebサーバとしてメジャーなApacheやnginxにおいても、URLの書き換え等に正規表現を用る事ができます。
もちろん、Perl以外のプログラム言語でも正規表現は利用できます。今回学習した「マッチング」「後方参照」「最長マッチ・最短マッチ」等の概念は他でも応用可能なものです。
このように活用の機会がそこかしこにあるのが正規表現です。
全てを理解するのは大変ですが、わからない時に講義資料を見にきてくれれば良いなぁと思ってます。
また、現Perl入学式校長である id:xtetsuji さんが昨年、Web+DB Pressで正規表現についての記事を書いています。
今回の講義で物足りなかった方、もっと先に進みたい方、正規表現の深淵を覗いてみたい方は是非ご覧ください。
次回のPerl入学式 in東京 は2月15日
次回はリファレンスを学びます。
これまでに学んだ3種の変数をベースにより複雑なデータ構造を作り、利用することが可能になります。
リファレンス、それは初学者に立ちはだかる壁・・・実際うちもPerl入学式1周目でわからず、本を読んで薄ぼんやり、Perl入学式2周目でなんとか、あとは欲望のままに欲望を叶えるスクリプトを書いているうちに身に付けました。
つまり数です。
脳筋理論で申し訳ないのですが、数をこなせば乗り越えられる壁なので、2度3度分からない程度でくじけずやっていきましょう!